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二次創作ブログですゆえ苦手な方は御控くださいませ。
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ってさんざん日記書いた後で何言ってんだてめー 土下座しろ土下座

ははは
皆さんこんにちわー

一年のはじめだし景気がいいので今回は私のはまる何かの傾向について語ろうかと
恥ずかしいじゃんこういうのって
だから追記に突っ込んでおきます
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 一度だけ、コソ泥を騙すためにビルの屋上から足を滑らせたことがあった。読み通り、悪になりきれない怪盗は俺の身体を救おうと後に続いて飛び降りた。俺は容赦なくその顔に麻酔銃をぶち込んだ。かわされてしまったけれども。それも今となってはいい思い出だと思っている。
 今回はまったくもって、俺の不注意だった。強いビル風に煽られて、俺はあっという間にフェンスのないビルの屋上からフリーフォールを始めてしまった。そのときの怪盗の表情といったら、滑稽すぎて新聞の一面、二面、三面、あらゆる角度から写真を撮りつくして、すべてのスペースを埋め尽くしてやりたいほどだった。あんな顔滅多にお目にかかれるもんじゃない。俺は今から死ぬかもしれないから、もう二度とお目にかかれないといったほうが正確なのかもしれない。
 人間死ぬ間際に「走馬灯のように人生が蘇る」なんて言うけれど、実際そんなことしてる暇はないんだなあと俺は痛感している。落ちてゆく感覚。かつて幼馴染と共に犯罪に巻き込まれたジェットコースター、あれのクライマックスの箇所での感覚もこんな感じだった。心臓が何かに鷲掴みにされるような。授業中にあれをやってしまって、よくびくんと体が跳ねて周囲に笑われたことがある。そのあとばつの悪い顔をしていると、教師が口先だけで注意をする。俺はすみませんと謝って、それで終わりだった。

(翼が開いてる)

 落下しながら俺は見た。俺が先ほどまで追いかけていたコソ泥は、今必死の形相で俺を追っている。自由落下する体に、はたしてやつの白い翼は追い付けるのだろうか。俺は目を閉じた。世界が黒に覆われた。
 黒というカラーに抵抗を感じるようになったのは、いつからだったか。もう何年前のことになるのだろうか。俺が身体を取り戻したのはいったいいつのことだったろうか。走馬灯のようによみがえるはずの人生がよみがえらずに、俺は至極もどかしかった。もう俺が地面に到達するまであまり時間もなさそうだ。

 と思っていたら、右足に衝撃を感じた。目を開ければ、どうにか追いついた怪盗が俺の右足だけをかろうじてつかんで、息を切らしながら体勢を直そうとしていた。俺はそれが夢か何かの出来事のように思えたので、ぼんやりとされるがままになっていた。ただ少し頭に血が昇ってきたのが不快だった。
 怪盗はふらふらと、本当に小さなビルの屋上まで俺を運ぶと、屋上に放置されていた襤褸切れの上に、俺の身体を横たえた。俺は生きている実感を噛みしめるとか、お礼を言うとか、そんなことを全く思いつかずに、ただぼうっと眼の前で泣きだした怪盗の姿を見つめていた。

「本当に死ぬかと思ったんだ!」

 気障ったらしい口調も、何もかもすべてかなぐり捨てて、怪盗は母親を失くした子供のようにわあわあと泣いていた。ご自慢の片眼鏡は無残に汚い屋上の上に投げられて、マントは泥で汚れていた。白い翼と言われるハンググライダーも、片隅でぐしゃりと潰れていた。それから怪盗は俺のことを無理やり抱きしめた。お互いの骨が軋みそうになるくらいまで俺を抱きしめた。俺は圧力で潰れてしまうと思った。その痛みが、俺にまだ生命があることをじんわりと感じさせて、なんとも言えない気持ちで、俺は怪盗に抱きすくめられていた。
 それからお互いの立場のことを考えて、それが酷く滑稽で、俺は思わず笑った。




追う者と追われる者の奇妙な関係

 サンジとナミちゃんが仲良くお話をしている隣で、いつもあたしは捻くれながら思うのだ。どうしてサンジはナミちゃんにはあんなにデレデレするのに(鼻の下まで伸ばして)、あたしなんて二の次なのかしら。別にそんなこと、もう慣れてしまったし、どうだっていいのだけれど。
 だってあたしはナミちゃんみたいに凄惨な過去を背負っているわけでないし、まあ辛いことはたくさんあったけれど、それに仲間になったのだって一番最後だ。もうすぐグランドラインに突入するってみんな喜んでいるけど、あたしは彼らと共有した思い出が一番少ない。カヤさんのお話を聞いたってゾロの砂糖のおにぎりのお話を聞いたってドン・クリークの話を聞いたって、「そんなこともあったわね!」といえない。いつだって「そんなことがあったのね!」なんだ。

 「おい、何してんだ」

 あたしが唇を尖らしていると、ウソップ君のお手伝いをしていたゾロがやってきた。あたしより三つ上のゾロは「なんか面白い顔してるぞお前」、と言ってあたしの鼻をつまんだ。大人っぽいことして腹が立つ。どうせあたしは今のメンバーで一番年下だけど、だからってどうしてみんないつもこうなのよ。一つ年上なだけのルフィもウソップも、「俺の方が兄貴だな!」って言ってあたしのこと子供扱いするし。それが決していやってわけじゃないから余計に悔しい。むしろ心地いいなんて思っちゃう自分がいやだわ。
 じゃあいっそのこと子供らしい振る舞いをしてやろうと思って、あたしは「やめてよ!」と駄々っこのような声を出して応戦する。ゾロはカラカラと陽気に笑うと、いつもの指定席にごろんと横になって昼寝を始めた。あたしも勝手にご一緒することにした。あたしが近くに寄ってきたのを見ると、ゾロが片腕を貸してくれて、あたしは遠慮なくそこに頭を乗せた。

「あらあら仲がいいわねえ」

 ナミちゃんの明るい声が上から降ってきた。あたしは目を瞑って寝ているふりをする。ばれていたってかまわないんだ。どうせナミちゃんはサンジと仲良くしているんだからいいじゃない。子供っぽい嫉妬の感情がかすかな熱を含んでゆらゆらと立ち昇る。やり場のない思いを、ゾロのがっしりした腕で寝返りを打つことで、ごまかした。サンジのかすかな笑い声が聞こえた。
 これがもしあたしじゃなくて、ナミちゃんがゾロに腕まくらなんてしてもらっていたら、いったいどんな反応をするのかしら?サンジは絶対ゾロのことをミンチにおろしてしまうんだろうな。そう、あたしだから、寝転がっているのがあたしだから、今は笑っているんだろうな。

 そう考えたらなんだか本当に悔しくなって、目元に涙がにじんだ。
 直後に発されたルフィの「変なもの見つけた!」という叫び声が、こんなに救われるものだったなんて。あたしは素早く身を起しながら、ゾロと一緒に甲板から身を乗り出した。あんまり海に落ちそうなくらい前に出たので、ゾロが「おめーはカナヅチになっちまってんだろーが」とあたしを引き戻した。

 もし自分が海でおぼれたら助けてくれるのはきっとゾロなんだろうな。
 こんなくだらないことに執着しようとしている自分が情けなくて、あたしはただまっすぐ青い海を見た。



昔書きたかったサンジの夢小説ネタ
今でもこのヒロインちゃん使って脳内妄想は進んでいます いやあ楽しいねえ
ギアッチョギアッチョギアッチョギアッチョギアッチョギアッチョギアッチョ


ギアッチョでごはん何杯でもお代わりできそうです
おいしいぜギアッチョ

冬コミいってきたよー
美しいオーストリアさんにあえてよかった!

それからヘラクレス菊とかサディ菊とかいろいろかえて本当にうれしかった
本当にお菊ちゃんは可愛いなあああ…

あと
今回初めて西ホール・企業ブースを覗いてきました!
リアルで「フヒヒwwwww」としゃべるオタク(しかもバンダナ・グローブ装備)を見たぜ…
すげえ世界だった
「おじょうさん こんなところでどうしましたか?」

「あかいふくの おにいさん あなたはどなた?」

「おれは あなたがいちばんよくしっていて そしてまったくしらないひとさ
 はじめまして おれは さんたくろーす」

「さんたくろーす?」

「そう あなたのなきごえが おれをよんだのだ」

「ちおうがなくと?」

「まあ こんばんかぎりなんだけど
 きみがないているなんて ほうっておけないんだよ
 ところで どうしてないているの?」

「ちおうのおとうさまが おしごとからかえってこないの
 きょうはぜったい かえってくるって やくそくしたのに!」

「それはたいへん おとうさまはおしごとかい」

「おとうさま いっつもおいそがしいの
 ちおうがちいさくて まだよわいから
 おとうさまに いっぱいごめいわくを かけてるの」

「じゃあ このおれが
 きみのおせわを してあげよう
 きみのことを ずっとたいせつにしよう そうちかうよ」

「ほんとう?」

「ああ いつまでもずっとだ
 これからは きみのとなりには ずっとおれがいるからね」

「……うん
 どうもありがとう すてきなおにいさん」





「…という夢を見たんだが、やはりここは正夢にするしかあるまい」
「……脈絡もくそもねー夢見てんじゃねえぞ毛利。
 ん?待てよ?
 赤い服のおにーさんてことは、お前がサンタ服着てたってのか?
 はっはっは、滑稽で良いじゃねーか!」
「そうだな。それでは、現実では貴様をトナカイとして我が上に乗ろうではないか」
「は?え?」




という内容のクリスマス短文を書く予定だった
私が毛利の一人称を俺としたがるのはデフォ
プロフィール
HN:
空豆 青子
性別:
女性
職業:
学生
自己紹介:
バサラメインで雑食。
NLもBLも大好物です。最近勉強しなくちゃで半泣きです。

http://www35.atwiki.jp/kolia/
全力で支持
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