二次創作ブログですゆえ苦手な方は御控くださいませ。
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いかないでくれと呟いて、苦笑いされて、そして結局お前はもどらなかった。
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数多の星が瞬く下での再会と別れは本当に一瞬だった。俺は東軍でお前は西軍だった。何を思って一体お前は西軍についたのかという内容の文書をごくごく内密に送ると、成り行きでこうなってしまったという内容の返事が、巧みに隠されて送られてきた。釣りの成果に例えられて書かれたそれは、心なしか磯の香りがして、涙が零れ落ちそうになった。
お前は動かなかった。
毛利の子息に、島津の派遣したものに、いったい何を吹き込まれたのか知らないけれど、お前はとにかく彼らとともに動こうとしなかった。俺も動けなかった。俺は結局のところ臆病ものだったのだ。徳川の本陣を横切ってお前の元までゆくことができなかった。お前も臆病ものだった。裏切ることも参戦することもせず、ただ日和見的にこの大戦に参加していただけだった。
結局俺達二人は臆病ものだった。
すべてに対して臆病だった。
すべてが終わった後、一瞬だけお前と再会した。
やつれて、美しい銀の髪の毛もつやがなく、恐ろしいほどに冷たい表情の馬上のお前を見た瞬間に、俺の心臓は槍で突かれたようにすくみ上がった。それから俺はなりふりかまわずお前に駆け寄って、抱きしめて、必死になってすべてを弁解しようとした。
お前はすべてを聞き入れて、それから、すべてを投げたように微笑んで、
すべてをふりきって、
それから、
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何書きたかったのこれ
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