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二次創作ブログですゆえ苦手な方は御控くださいませ。
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ネタっていうか。メモっぽい感じです。
サドい筆頭が書きたかったはずなのに、デレい筆頭になりました。何語。



どうしようもなく具合が悪くて、ふとケータイに手が伸びた。
数年前までは「最新機種」だったそれは、もうすでに一昔前のものになっていて。
今どきこんなごつくて大きくて画面の小さい携帯を持っているのは、俺くらいだろうな。
そう思いながら、元親は上手く動かない指で、ケータイのアドレス帳を開いた。



「………めし、くれ」

一言だけ、着信メールに書かれていたそれを、政宗は読み上げた。
ソレを聞いた小十郎が振り向いて、「腹が減ったのですか」と尋ねた。
政宗は首を横に振って、自分のケータイを彼に手渡した。
ふむ、と小十郎は頷くと、奇妙な面持ちでケータイを見つめている彼に言ってやった。

「様子でも見に行きますか」
「ああ、そうだな」
「では、俺も一緒に」
「…いや、お前はいい」

何故、と、訝しげな顔をする小十郎に、政宗は前髪をかきあげながら答えた。

「なんというか、呼ばれているのは俺らしいからな」
「……はあ、しかし」

随分と、切羽詰った表情を浮かべておられるのですな。
それを聞いた政宗は、小十郎の言葉に苦笑いを返した。

「ですが、どうして長曾我部は政宗様にこのようなメールをよこしたのでしょうかね」
「さーな」

面倒見のよさであれば、真田のところの猿飛だとか、ほかにももっといるだろうに。
小十郎は暗にそのような皮肉を込めてその言葉を述べた。
政宗をパシリ紛いにするなど、彼にとっては言語道断であるからで。

しかし小十郎のその不満は、政宗の次のような言葉によって払拭された。

「俺がそれだけ頼りにされてるってことだろ。光栄じゃねーか」

…主の、こんなにも嬉しそうな表情は初めてだった。
この方も成長なされたのだな。
小十郎は一瞬目を見開いたが、それもすぐに消え、「左様ですな」と頷いた。



すいません中途半端で。
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気ィ狂ってるのは私ですン☆
なんたらが引くのは夏風邪とか言いますしね!現在進行形で風邪だしぃー
現代ダテチカっぽいような違うような。



生暖かい、と思った

「俺がアンタのことを好きで…!
 アンタが俺のことを好きで!それで、まだ問題があるってのか!?」

この世の怒りと絶望に満ちた瞳で

「何でだ…!くそっ、どうしてだよ!
 わけわかんねえ!」

いつもの冷静さすら失って

「俺は…俺は、アンタさえそれでいりゃあ十分だってのに…」

髪の毛まで振り乱して、お前は叫んだ
叫んでも叫びつくせないほどの、苦悶を

頬に伝う涙を拭ってやることも出来ない
俺たちのような「異端者」に、世間の向ける目はどうしようもなく冷たくて
俺は臆病だから、お前の気持ちを汲んでやることが出来ないと思った

俺だけじゃなく、お前まであんな冷たい目で見られるのは厭だったから

「アンタを愛してるのに」

同性同士という、それだけのことなのに、
どうしても超えられない高い壁が俺たちを阻んだ

彼は一頻り嘆いて、嘆いて、嘆くと、やがて笑った
横たわっていた俺の身体を抱きかかえて、生暖かい涙を零しながら

「俺も今すぐそっちにいくからな」

俺は冷たくなっていく自身の肉体を感じながら、
霞んだ目の向こうに見える彼に微笑んだ




だれもおれたちのことをとがめることのないせかいへ


続き。
なんか史実モノ(捏造)っぽくかけるようになりたいなあーと思いつつ。
結局なれてない罠。
そういえば、テスト明日で終わります^^更新できると良いなあ。



出来上がった獲物は、不恰好ながらも、なかなか丈夫に作られていた。
銛の先端を取り外して先ほどの碇を取り付け、長い鎖はじゃらじゃらと柄に巻いた。
下手をしたら碇はさっさと壊れてしまいそうだったが、しかし銛よりは狙いを定め安い。
だがその分重さは増してしまい、出来上がったものを狭い納屋内で振り回してみたところ、
まだ完全には成長しきっていない体の所為で、若干よろめいた。

(まあ、単なる脅しに使うに過ぎない)

いざとなったら、己の拳と蹴りだけでも切り抜けよう、千翁丸はそう頷いた。
歳の割には背が高く、あまり筋肉がついていない所為で、彼はほっそりとして見える。
一見、ひ弱で、ただのか細い少年にしか見えない。
その点も、少年が、男に狙われた理由に含まれるのかもしれない。
だが、実際はそうでは無かった。
とある事件を切欠に、彼は熱心に槍や剣の稽古を行うようになり、
今では彼の剣の指導者であった、福留隼人を凌ぐとも言われていたのだ。
大人顔負けの実力者である彼の力量を見抜けなかったのは、男の失敗だったと言える。

ところで、今の千翁丸は、己の失態を悔やんでいた。
いくら気が緩んでいたとは言え、背後から近づいてくる男の気配に気づけなかったとは。
父の影響で、随分国内が安定してきていた為か、近頃どうも気が緩んでしまう。
けれども、と少年は考えた。
父の権力が細かい地域にまで及んでいないが為に、あのようなならず者が生まれるのでは無いか。
別に、彼の父親を侮辱して言っているわけではない。
それは仕方のないことでもあった。どうしても、彼の父親の手に負えない部分はある。

(それを、俺が補わなくてはならないのか)

彼はもう少し、思考をめぐらせた。
恐らくあの男は、明朝に戻ってきて、俺をどこかに売り飛ばすつもりだろう。
だとしたら、何故あの時、俺をこの納屋に閉じ込めたのだ?
そのまま道端で売り払っても良かっただろうに――。
そこまで考えてから、ふと彼は、城内で耳にした噂を思い出した。

『最近、海賊たちが村を襲って、人間を売り飛ばすとか言っていたな』
『ああ。なんでも、大陸に奴隷として売ったり、中国や九州の富豪にやるともいう噂が』

そうか、と、少年は突如合点が言った。
だからあいつは、俺をこんな海辺の納屋に閉じ込めておいたのだな。
恐らく、彼は海賊のカシラに俺のことを伝えに行ったに違いない。
そうすれば、海賊船ですぐにでも俺を連れて海外に行くことが出来るからだ。
あくまで、想像の範囲にしか過ぎないけれども。

彼は納得すると同時に、彼らに対する激しい嫌悪がこみ上げてきた。
どうしてあいつらは、人を殺し、略奪し、街を焼き払うことを道楽とするのだ。
それで一体、何を得られるというのか?

問い質してやる。

少年はそう決意をし、仮眠を取るべく、手製の武器を小脇に置いて、納屋の壁に寄りかかった。



すいません、続きます…
なんか捏造設定たのしーよ!
勉強しなくちゃなのにぃー。
これ書いたらどうにかして勉強モードに入りたいと思います。
なんか突発です。メモ程度に。

姫若子って、秘め若子と書いても可愛いんじゃないだろうか。秘めてる姫。
ごめんなさい。



「こいつぁ良い売り物になりそうだぜ」

カカカ、と下品な笑い声を上げながら、屈強な男が少年を古い納屋へ放り込んだ。
身動きできないよう、縄で雁字搦めにされた少年は、したたかに床に叩きつけられた。
少年の、轡を噛まされた口から、ぐぐと苦しそうな声が漏れた。
男は人気の無いのを確認すると、納屋の戸を閉め、支え棒を立てた。
そして、戸の外から少年に冷たく「逃げようとは思うな」と言い放ち、足早にどこかへ去っていった。

さて、閉じ込められた少年は、小さな格子窓から入る僅かな月明かりを頼りに、
何か縄を切れるものが無いかと、目を凝らした。
――毎日読み漁っている書物の中に、こういう状況に陥った子供の話があった気がした。
少年はぼんやりとそう考えながら、身を捩ってもっと周囲が良く見えるようにした。
この子供は、土佐藩の領主、長曾我部国親が嫡子、千翁丸その人である。
川原で遊んだ帰路に、突如先ほどの男に背後から殴られ、
意識を失い、そして今の状態に至るというわけだ。

確かに、彼は高値で売るほどの価値があった。
銀の髪は滑らかで、肌も白く、日本人離れした青く輝く瞳。
酷く消極化で内向的そうだが、その分力で圧制すれば何でも言うことを聞いてくれるだろう。
男はそう判断し、千翁丸を連れ去って、大富豪に売ろうと考えたのだった。
恐らく、彼はその少年が、畏れ多くも長曾我部家の嫡男であることを知らなかったのだろう。

莫迦な奴だ。
千翁丸は、腹の中で男のことをそう貶しながら、壷を足で砕いて出来た破片で、縄を切り始めた。
切りながら、耳を済ませる。
潮の音が微かに聞こえる、と彼は思った。
納屋には、辺りに木箱や縄が適当に置かれてあった。
察するに、どうやら此処は海辺で、漁師が使わなくなった納屋に、彼は放り込まれたらしかった。
やがてブチリと鈍い音がして、少年の身体は解放された。縛られた手首が赤く腫れていた。

(この程度で俺を拘束したつもりか)

笑わせる。
先ほどの支え棒も、恐らく意味など無い。扉を蹴破ってしまえば、此方のものだ。
しかし、どうやってあの男を捕まえれば良いものか。
此処からただ逃げ出したのでは、あの男の消息は掴めず、また別の子供が犠牲になるだろう。
千翁丸は考えながら、ふと隅に捨てられていた、古い錆びた碇を発見した。
新しいものと交換した際に、此処に捨てられ、そのままになっていたのだろう。

(……これは、使えるか)

あくまで脅し程度にしかならないだろうけれど。
近頃ようやく始めた槍の訓練を、生かすことが出来るかも知れない。
彼は早速、近くにあった銛を取って来、此処から脱出して彼の狼藉者を捕らえる為に、
何やら工作を始めたようだった。

++

取り合えず今日はここまで。
公式本発売記念ダテチカ。
なんか伊達さんがアホいです。でもこういうの好きです。自分で書くと萎えるけど。



「おい元親!元親!」
「何だよ政宗、一回呼べばわか――うおッ!?」

地肌を曝け出している腹部に、突如ぬくもりを感じた。
面食らって自分の腹を見ると、政宗が筋肉質な腕で、そこにぎゅうとしがみ付いていた。
年齢と、それと彼の「大名」という立場に、あまりにも似つかわしくない子供染みた行為。
なんだかこちらが恥ずかしくなってしまって、
元親は己の広背筋に顔を埋める政宗をポカリと殴った。

「いてえな。何しやがる」
「うるせえよ!もういっぺん殴られたくなかったら、放しやがれ」
「いやだ」

再び拳を固めて脅しを掛けても、政宗は強固に首を横に振った。
実際もう一度、今度は多少力を込めて殴ってみても、政宗はひしと抱きついて離れようとしなかった。
なんだ、なんなんだ今日のこいつは。
いつもどこか突拍子も無い行動をする癖はあるが、しかし今日のこれは酷い。
からかわれているのか、俺は。

「おい政宗!なんだってんだよ、今日は」
「Ah...いや、特に意味はねえけど。こうしてえ気分なわけだ」
「わけわかんねえ!」
「Hum?理由がねえと、ハグすんのはダメってかい」
「だ、ダメっつーか…」

元親はしどろもどろになりながら、言葉を探した。
本当に政宗は、変だ。話している間も俺のことを離そうとしない。
それどころか、最初よりもよりきつく俺にしがみついていやがる。まるで迷子になった子供みてえだ。

「その…恥ずかしいだろうが。それになんか、からかわれてる気分になる」
「Oh、Sorry...そうか、まあそうだな。
 しょーがねえなあ、じゃあ理由なら話してやってもいいかな。ただこのままでな」
「……なんか違和感はあるがな」

政宗はよしきたと頷き、元親にしがみ付き直しながら、言った。

「俺なあ、お前のことが大好きで仕方がねえんだわ」

政宗が言葉を発するたびに、温かい吐息が元親の背中に当たる。
なんともむず痒い感覚だったが、不思議と心地の良い気分になった。

「いつでも、どんなときでも、俺はお前のことを見つめていてえ。
 But、この戦国乱世の時代じゃあ、そういうことも適わねえだろうが?
 俺はお前のことを愛してるんだって、すぐ伝えにいくことも出来やしねえ。
 だからこの、平和なこの瞬間、ほんの一瞬でも無駄にしたくねえ。
 アンタと会える、唯一の俺にとっての安息の時間だ」
「……政宗」
「アンタのことが大好きだ。愛しくてたまらねえ」

元親は、自分の顔が耳朶まで赤くなっていることに気が付いていた。
やっぱり、今日のコイツは変だ!
取り合えず政宗を引き剥がそうと、元親は身を捩じらせた。
それに負けじと政宗も元親にしがみ付き、しばら母と子のような争いが繰り広げられた。
やがて元親が白旗を上げ、政宗に問うた。

「ああもう、お前よお、なんか今日変だろ?ぜってえ変だ」
「変じゃねえよ。アンタが大好きでしかたねえだけだ。暴走した愛ってヤツだな」
「なッ――…い、いいから離れやがれ!恥ずかしいだろうが」
「Ah?…Oh, そうだな…じゃあ、アンタも俺のことを好きだって言ってくれたら良いぜ」
「は、はぁ!?」

子供染みたお願いに、子供染みた態度。
何がこんなに、冷静で気取った彼を狂わせたのだろうか。
元親はあまりの豹変っぷりに、半ば呆れ、半ば戸惑いながら、しかし、
それでも普段と違う政宗の姿に、若干胸が高鳴ったのを感じた。
――なんだこれ、気持ち悪ィ!

「あー、わかったわかった!じゃあ言ってやるから、よーく聞けよ、ちくしょう」
「おう」
「…………その、なんだ。…えーと……好きだぜ、政宗。
 俺も、お前のことが大好きだ」

一瞬、政宗の纏うオーラが、酷く温かくなった気がした。
その温かさに、普段は滅多に見せることのない優しさを垣間見た気がして、
元親は奇妙な胸の高まりを抑え切れないと感じた。
どうしてコイツは、こんなにも人をひきつける力があるのか――悔しいけれど、惹かれている。
ちくしょう、と元親は赤面した。
一瞬の間の後、政宗は声も高らかに、元親の愛の言葉への返事を謳った。

「Oh、Really?!俺もお前のことが大好きだ!愛してるぜ、Honey!」
「えっ?!ちょ、おい!離すっていったじゃねえか!
 なんでもっと力込めてんだよ…おい、いてえ!いてえっての!離しやがれ!」
「Ha!鬼さんが細かいこと気にすんなよ!Let's party!」

…その晩、元親が船に戻ることはあったとか、なかったとか。
プロフィール
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空豆 青子
性別:
女性
職業:
学生
自己紹介:
バサラメインで雑食。
NLもBLも大好物です。最近勉強しなくちゃで半泣きです。

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